スカイウォッチングは、基本的に屋外が活動フィールドになります。時には過酷な気象条件の中で長時間に渡ることも。そこで、スカイウォッチングの基本スタイルの中で、こんなものがあったらいいなという耐寒グッズをご紹介します。
● ダウンワンピーススーツ
冬山の8,000m級の高所登山などでも活躍する、保温性と運動性を両立させた高性能ダウンのフルワンピーススーツ。
● シュラフ
夏でも高い山は意外に冷え込むものです。これは封筒型のシュラフ。ジッパーを広げるとブランケットとしても使えます。
● ダウンジャケット
街着としても使えるファッション性の高いダウンジャケット。暖かく軽量なパーカタイプです。(写真は女性用)
● フリースハイネックシャツ
ダウンの下にこんなフリースハイネックシャツを着れば保温は万全。襟元がスタンドカラーで風にも負けません。
● 防寒キャップ
フリース製の耳当て付き防寒キャップ。つば部分もソフトで小さめなのでジャケットのフードをかぶっての観測にも格好。
● シューズ
見晴らしのよい高い場所ほど天体観測には好都合。こんな耐寒耐水シューズで足元をしっかりと固めてください。靴下も厚手のものを。
● 電池不要のコンパクトライト
ハンドルを回すだけで充電出来るコンパクトなライト。ライト面を赤セロハンで覆うことを忘れないでください。
● ダウンオーバーパンツ
通常のチノパンなどの上からこのダウンオーバーパンツを履けば、保温性は抜群。寒さに震えることもありません。
● ウールシャツ
いかにも山歩きらしいシャツですが、素材はやはりウール。コットンは汗の吸水で気温が下がると体が冷えてしまいます。ご注意ください。
● 手袋
手がかじかんで望遠鏡の調整が出来ないほど辛い事はありません。こんな一体型軽量グローブなら大丈夫。
流れ星に願いを込めるのは、無理!?
流れ星が消えてしまわないうちに願いごとを3回唱えると、必ず叶うという話があります。
ある天文学者がこれまでの流れ星が見えている時間を調べたら、何とわずか、0.2秒から0.6秒だったそうです。いくら何でもこんなに短い時間に願い事を3回唱えるのは難しいですよね。どう思われますか。
月が地球から去って行く日。
地球のただひとつの衛星である月が、一年に約3センチずつ地球から遠ざかっていることが、最近の研究でわかったそうです。
遠ざかる原因は、月と地球との間に働く重力の作用で引き起こされる「潮汐(潮の満ち引き)」のためだそうです。月が地球の潮の干満に作用し、潮の干満が起きると、地球上の海や大気が動き地球そのものも、ほんのわずか歪みます。
地球の自転は月に比べて早いため、歪んだ部分が、常に月を引っ張るように働き、この影響で月はエネルギーを得て地球から遠ざかり、地球はエネルギーを失って自転速度が遅くなっているということです。逆に言えば太古の昔、月は今よりもっとずーっと近くにあり、今よりもとても大きく見えていたことになるわけです。