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休日のちょっとしたドライブにも双眼鏡は欠かせません。
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休日の朝、あまりのいいお天気に「今日は車でどこかに行くか」というちょっとしたドライブにも、双眼鏡は忘れたくないものです。
すぐ取り出せるところに双眼鏡を置き、すべての窓を全開にし、気持ちのいい風に吹かれながら気ままに近くの公園、山、川、海へ。
広々とした場所にシートを広げ、家族揃って日向ぼっこをするもよし、好きな本を読むのもまたよし。駆け回る子どもたちを遠くから双眼鏡で見つめるのもなかなかいいものです。「知らないうちにこんなに大きくなったか。」とか、「すっかりおねーちゃんになってしっかり弟の面倒を見るようになったなあ」などと感慨にふけるためにも双眼鏡。家族が元気なことが何よりの幸せだと実感するのもきっとこんな時なのでしょう。
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一泊二日のオートキャンプ。
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アウトドアライフを手軽に楽しむためのオートキャンプは、家族の絆を一層堅固なものにしてくれます。
家族全員でテントを組み立て、石や煉瓦でコンロを造り、たき木を集めて火を起こす。便利な道具をあえて持たずにアウトドアでの時間を楽しむ。
そんな時のカレーライスの匂いと味は長く記憶に残るものです。夜は星空、朝は山の稜線から昇ってくる太陽に照らされる風景を双眼鏡で楽しむ。起き出してきた野鳥を楽しむためにも、もちろん双眼鏡は活躍します。
一台の双眼鏡があることで、一泊二日のオートキャンプは何倍にも楽しいものになるでしょう。
※写真提供協力:HP「あお空の下で」http://dejikamesanpo.web.fc2.com/
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最近の動物園では双眼鏡の貸し出しもあります。
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自然に近い状態で動物や鳥たちを見てもらうというのが、最近の動物園の傾向です。そのため藪の中や岩陰に隠れていることが多い動物や鳥たちを観察するためにも双眼鏡は欠かせません。双眼鏡の貸し出しを行っている動物園が増えて来ているのもうなずけます。
もちろんいつも水の中にいるカバのあくびや大きな鼻の穴、ライオンの子どもたちのじゃれ合う姿、猿山のボスがあたりを睥睨する目線、長い首のキリンが高い木の葉をむしゃむしゃ食べる口の動きなど、双眼鏡があれば今まで気付かなかった光景も楽しめます。
植物園も同じです。可憐な小さな花、熱帯植物の鮮やかな極彩色が、双眼鏡ならあなたのものです。
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運動会、学芸会、発表会にも双眼鏡。
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カメラもビデオも、運動会、学芸会、発表会の必需品であることは確かですが、次の機会には、双眼鏡も試してみてはいかがでしょうか?
出番を待って不安そうなお子さんの顔を双眼鏡で見て、「大丈夫!」と小さな声でつぶやいてあげる。転んで立ち上がり必死に前を追う姿に「頑張れ!」と言ってやる。両手を突き上げてテープを切る姿に「よくやった!」心の中でつぶやくなど、相手と同じ瞬間を共有するとでも言いましょうか。双眼鏡には、写真やビデオとはまた違った感動を私たちに与えてくれるはずです。
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孤高の山桜。
奥多摩の渓谷で、中腹にただ一本の山桜が咲き誇っている風景を双眼鏡で2時間見ていたという人に出会ったことがあります。まわりはすべて一面の杉林。その深い緑色の中にまさに孤高という言葉でしか言い表すことが出来ない薄いピンクの山桜の巨木。
急峻な渓谷の対岸ですから、誰一人として近づくことは出来ません。彼は車を停め、その山桜をじーっと眺めて、何か深い感動を覚えたと話してくれました。
遠くのものを近く見せてくれるだけの道具と言ってもいい双眼鏡と孤高の山桜。互いに生きていることの幸せのようなものを感じたと。
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渋滞原因。
双眼鏡の思いがけない使い方をひとつふたつ。高速道路の突然の渋滞。いったい何が原因なのか双眼鏡で前方を見て、高速を降りるべきかこのまま渋滞解消を待つべきか判断するのだそうです。ナビの付いていない車の場合は、助手席の人に前方の看板を遠くから確認してもらうこともあるそうです。知らない土地でどこで曲がるか早めに確認出来ることはとてもいいとおっしゃっていました。
もうひとつは、釣りに双眼鏡。へらに始まりへらに終わると言うぐらい、へら鮒釣りは浮子の微妙な動きで釣果が違うのだそうです。特に冬場はほんの少しの浮子の動きを見逃さないことが大事なんだそうです。そこで双眼鏡。コンパクトタイプの3倍程度の倍率の双眼鏡は必需品だとか。
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塀の上の怠惰。
休みの日、ベランダで、屋根の上や、塀の上の猫を双眼鏡で見るのが趣味だという方がいました。まるでモノレールのような格好で塀の上に寝そべる猫が一番面白く、時々眠りこけて塀から落ちそうになる慌て方はたまらないと仰っていました。
ビーチベッドに寝そべり日がな一日双眼鏡で猫を眺める人。これはこれで有効な休日の過ごし方と言えるのではないでしょうか?
※写真提供協力=フォトライブラリー
URL : http://www.photolibrary.jp/