ゴルフトーナメントに双眼鏡を持って行く。
コースロープで仕切られ近づくことが出来ないゴルフトーナメントは、双眼鏡で楽しむのに最高のスポーツです。
ティーショット後、ゴルファーとキャディはゆっくりとボールに近づき、芝の状態、ピンまでの距離、風向きと強さを読んで、打つ! あるゴルファーは見事にピンの側へ。しかし、次のゴルファーは完璧なショットであったのに、あったはずなのに突然の風で流されボールは無情にもバンカーへ、深いラフへ。
その時のプロの表情、キャディの表情。追いかける他のプロの表情。コースロープに仕切られたフェアウエイの中のドラマは、見る人を一日中飽きさせません。テレビ中継では決して味わえないこんなドラマのために、5倍∼10倍程度のコンパクトタイプの双眼鏡を持ってトーナメントに出かける人がとても増えているのも当然のことだと言えるでしょう。
さああなたもお近くのプロゴルフトーナメントに双眼鏡持参で出かけてみてはいかがでしょう。
スタンドから双眼鏡で見て倍楽しむ。
打って歩いて止まって打つを繰り返すゴルフトーナメントが双眼鏡に格好のプロスポーツなら、プロ野球もまた双眼鏡持参で行くことで面白さが倍加するスポーツの代表です。
キャッチャーのサインやミットの位置によって微妙に守備位置を変える内野手、外野手の動き。ピンチの時のダグアウトの中の監督やコーチの慌ただしさ、そしてホームランを打たれたピッチャーの瞬間のしぐさなど、双眼鏡がなければ見ることが出来ないシーンが次々と出てきます。テレビでは味わえない生々しさがたまらないというファンの方も多いようです。
ハードなファンは試合前の練習を、内野席、外野席から双眼鏡で見るのが一番おもしろいとも言います。お気に入りの選手の守備練習での体の切れを見て、本番での活躍を占うなどマニアックな見方もあるそうです。
選手名鑑と双眼鏡持参で出かけるプロ野球観戦。プロスポーツの奥深さと人間ドラマに酔えること間違いなしです。
動きの早いサッカーは、一脚もあると便利。
サッカーは選手の動きが速いだけに双眼鏡の使い方にも一工夫いるようです。
まず大事なことは、ボールの動きを追わず、これと決めた選手の動きに注目するのがポイントだそうです。
どんなに視野の広い双眼鏡だとしてもなかなかボールの動きを追うことは出来ません。追うなら選手。一脚などに双眼鏡を固定し、ゴール近くまで運ばれて来た瞬間のフォワードの選手の動き、コーナーキックであれば誰のヘッドに合わせようとしているかを予測してその選手に焦点を合わせて待つ。そうあることではありませんが、どんぴしゃりのヘディングシュートを見たときの感動はたまらないと言います。
見所はピッチの中だけではなく次に出て来るであろう控え選手の動き、相手方スタンドの応援風景などなど、サッカー観戦にも双眼鏡は欠かせません。
陸上競技、テニス、モータースポーツなどの観戦にも。
双眼鏡を持って行くことで観戦のおもしろさが倍加するスポーツは他にもたくさんあります。
遠く離れたスタンドからしか観戦できない陸上競技はもちろん、比較的近くから選手を見ることが出来るテニス、バレーボールでも、ひとりひとりの選手のたびごとの表情を観察できるという意味で双眼鏡は欠かせません。
もちろん最後の直線でのサラブレッドの躍動する筋肉や、スタージョッキーの必死の形相を見るための道具としての双眼鏡。モータースポーツ表彰台の上の涙と笑いのシャンパンファイトなど、どんなスポーツでも現場にいることでしか見ることが出来ないドラマがあなたを待っています。
遠くのシーンを手近に引き寄せ、大観衆の大歓声の中で自分だけのドラマを見ることが出来る双眼鏡という道具で、特別な日の楽しさをどうぞ思う存分味わってください。
ジュニアトーナメントのお父さんたちと、双眼鏡。
小学生、中学生のゴルフトーナメントに付いて歩く親御さんたちは、ほとんどの方が双眼鏡持参だといいます。中には、最近プロのトーナメントでも使用が許可される場合もあるレーザー距離測定機を持っている方も多くなりました。
残り距離を、レーザー光線の反射で正確に表示するこの距離計で測り、自分のお子さんが何番を持つかを双眼鏡で見て、「○○!それじゃ大きいだろう!」とか、「その番手ではこの風では届かないぞー!」などとつぶやいているそうです。
キャディさん以外は誰一人としてアドバイスできない厳しいルールのゴルフ競技。そのもどかしさの中でのお父さんたちの一日は、さぞかし辛いものがあると思われます。
※ レーザー距離計 http://www.ave.nikon.co.jp/
bi_j/products/laser/index.htm
※写真提供協力=(株)横山工藝
http://www.ykougei.jp/
http://www.yosakoiya.jp/
座ったままじっと動かなかった選手。
自分の大好きな選手の一挙手一投足を、黙って双眼鏡で見ているのが本当のプロ野球ファンだとおっしゃる方のブログの中に、こんな文章がありました。
「その日は本当に大事な試合でした。負ければ何年ぶりかのBクラス転落。どうしても落とせない試合でした。しかし試合は負けました。いつもは勝っても負けてもダグアウトからすぐに引き上げるのが常の選手でしたが、その日だけはベンチに座ったまま動かないんです。下を向いたままじっとうなだれたままです。泣いていました。ただ下を向き涙を流していました。責任感。ただそれだけで泣く選手。私はますますその選手が好きになりました。……….」
双眼鏡は笑顔だけを見る道具ではないのですね。
背番号12はないって、
ご存じでしたか?
双眼鏡とは直接関係ないかもしれませんが、プロサッカーの世界で「背番号12」を付けている選手はいないそうです。サッカーは11人でやる競技ですから、控えで背番号12の選手がいても全然おかしくないですよね。でもほとんどのチームが12番は永久欠番にしているらしいです。
そうです。12番はサポーターなんだそうです。スタジアムに応援に来てくれたすべてのサポーターが12番目の選手ということで背番号12を欠番にしているらしいです。
どうぞスタジアムで背番号12の選手を双眼鏡で確認してみてください。